礼拝メッセージ
2026年6月
2026年6月14日
「弟子テモテとの出会い」
聖書箇所:使徒の働き16章1-5節
1,神は成長させてくださる(Ⅰコリント3:7)
第1次伝道旅行で誕生したアジアの諸教会は、パウロらのわずかな指導期間で神の恵みによって存続し、成長していきました、神ご自身が聖霊と恵みのみことばによって養い育ててくださったのです。(使徒20:32)
2、神は必要を備えてくださる(ピリピ4:19)
第2次伝道旅行で、パウロ一行は、リステラ教会を訪れ、青年信徒テモテを出会います。彼は激しい迫害の中でのパウロの宣教の実であり、宣教チームに必要とされる器として成長していました。神ご自身が宣教の働きのために必要な人材を備えてくださったのです。後にテモテは、パウロに最も信頼される働き人の一人となり、彼の後継者となりました。(ピリピ2:20~32)
3、神は自由な思考を与えて下さる(ガラテヤ5:1)
パウロは、宣教のために有利であると考え、テモテに割礼を受けさせました。(ガラテヤ6:15、Ⅰコリント9:23)神は、律法や規則に縛られた考え方を福音のために解放し、キリストに在る自由を与えてくださるのです。
2026年6月7日
「使徒たちの決別」
聖書箇所:使徒の働き15章35-41節
▽聖霊に満たされたパウロとバルナバが「激しい反目」となり、別行動を立った事実は、私たちに驚きと動揺を与えます。素晴らしい信仰者であっても、感情的な対立が起こりえることを聖書は否定していません。むしろ、それぞれ信じるところにおいては本気であったという結果ということができます。
▽しかし人間の弱さや対立を超えて、神様は御業を進められます。二つの伝道チームによって福音が宣べ伝えられ、マルコにはセカンドチャンスが与えられ、のちには役に立つ者(Ⅱテモテ4:11)とパウロに認められる働き人になりました。マルコの福音書は、彼によって書かれたのです。シラスも、パウロの同労者となり素晴らしい働きの機会を得、ペテロの働きの協力者となりました。(Ⅰペテロ5:12)。しかも、この決別の結果、その後のキリスト教会への悪影響は何も残されていません。働き人相互の人間関係も同様です(Ⅰコリ9:5)。無気力な同意よりも、大きな益をもたらしたのです。(ローマ8:28)
2026年5月
2026年5月31日
「神とともに歩む」
聖書箇所:創世記5章21-24節
小坂嘉嗣監督による特別礼拝メッセージ
2026年5月24日
「求める者に与えられる聖霊」
聖書箇所:ルカの福音書11章1-13節
主イエスは私たちキリスト者が、いかに聖霊を求めるべきかを語っておられます。
1,基本的な心構え(2~4節)
それは「主の祈り」にあります。自分の利己的な思いからではなく、神の御名の栄え、支配、御心が最優先であることが、聖霊を求める動機であることを確認しましょう。
2, 三つの現実の認識
① 深刻な問題・課題との遭遇の認識
飢えと疲れに苦しむ友が、真夜中に突然訪問したことに示されています。② 無力で何の助けにもならない自分自身の現実の認識
出してやるものが無いという無力、無能な自己認識です。
③必ず顧みてくれる信頼できる友の存在の認識
聖霊の満たしは、父なる神の約束であり、キリストの命令です。
3、求める行動の実践
① 遠慮なく、なりふり構わず求める
②信頼をもって継続的に求める
③しつこく、あくまでもあきらめずに求める
ペンテコステは、ただ聖霊について学ぶ日ではなく、聖霊に渇き、求め、満たされ、主イエス・キリストを喜び讃える日です。
2026年5月17日
「聖霊と私たちは」
聖書箇所:使徒の働き15章13-33節
「聖霊と私たちは‥決めました」(28節)と、エルサレム会議の決定がアンティオキア教会宛の書簡に宣言されます。
1、神のみこころを何よりも重んじる決定(13~21節)
議長ヤコブは、ペテロやパウロらの語る神の救いの御業の事実を受け留めつつ、神のみこころを聖書のことばの確かな裏付けもって議論の結果を取りまとめました。
2,全会一致の決定(25節
)ヤコブは、ユダヤ人達を配慮しつつ、パウロらの主張(恵みと信仰による救い)を全面的に支持しました。この決定を、会議の参加者全員が納得し受け入れました。
3、聖霊の導きと私たちの決定(28節)
神は、信仰者の理性、知性、バランス感覚を無視して決定させるお方ではありません。神を恐れ、福音の真理を真剣に追及する者に、確信と平安を与え、心に深い頷きを与えて、私たちが決定できるよう導いてくださいます。(詩篇37:5、ピリピ2:13)
私たちの人生は、決断しなければならないことが数多くあります。その中には、人生の方向性を決定づける重大なものもあります。「聖霊と私は…決めた」と確信をもって宣言できるお互いでありたいと思います。主はそのようにさせてくださるお方です。(詩篇57:7)
2026年5月10日
「律法の時代から恵みの時代へ」
聖書箇所:使徒の働き15章6-12節
1、エルサレム会議の開催(6節)
この会議のテーマは「異邦人が救われるためには、まずユダヤ教に改宗する必要があるのか、それとも異邦人のままで信仰と恵みによるだけでよいか」でした。多くの激しい論争がありました。
2, ペテロの発言(7~11節)
彼は、異邦人コルネリウスに対して神がなさった救いの実例を示し、異邦人に改宗する必要はなく,改宗を迫ることは、追いきれない重荷を負わせることで、神を試みることになると主張しました。
3、パウロとバルナバの発言(12節)
彼らは、第一次伝道旅行の証しをしました。神が彼らを通して、異邦人の間で多くのしるしと不思議を行われた事実を述べ、神が信仰のみの救いを認めておられなかったら、このようなことはなかったと主張しました。
4,律法の時代から恵みの時代への変化
①新しい契約(エレミヤ31:31~33)(ルカ22:20)
②キリストのくびき(マタイ11:28~30)
③神の奥義としての教会(エペソ2:14,15)
イエス・キリストの十字架、復活、昇天、聖霊降臨により神の人類救済のご計画が新しい段階に入り、律法の時代から聖霊時代、恵みの時代、教会時代に移ったことに心を留めましょう。
2026年5月3日
「神の福音の本質」
聖書箇所:使徒の働き15章1-5節
1、最初の福音の真理のための戦い
ユダヤ人は、旧約聖書の預言を通し、ナザレのイエスこそ約束のメシヤと確認することによりキリスト者となります。しかし、異邦人がモーセの慣習に従って割礼も受けず信仰のみでキリスト者となることは、ユダヤ人キリスト者にとって強い違和感を覚えさせるものでした。そのため、パリサイ派のユダヤ人は異邦人の救いの為に、割礼と律法順守が必須条件であると主張しました。彼らは、これらの主張がエルサレムの使徒たちの公式見解であるかのように、アンティオケア教会で語りました。パウロとバルナバは福音の真理から逸脱する彼らの主張に真っ向から対立し、激しい論争となりました。そのため本部教会(エルサレム教会)に上り、決着をつけようとしたのです。
2, 福音の本質とは
十字架と復活の救い主イエス・キリストを信じるだけで、救われ一切の行いを必要としないことが、神の福音の本質です。
初代教会の指導者たちは、この大切な問題のためにエルサレム会議を開催したのです。(ローマ3:22,24,28)
2026年4月
2026年4月26日
「苦難の中での神の慰め」
聖書箇所:使徒の働き14章19-28節
1、石打ちにされるパウロ(19,20節)
ここに宣教のために受けるパウロの苦難が凝縮されています。彼は晩年、この時の迫害を想い起こし、キリスト者の受ける苦難について語っています。(Ⅱテモテ3:11,12)特にこの石打ち刑は、聖徒ステパノを死に至らせた彼の過去の痛み(使徒22:20)であり、第三の天の経験(Ⅱコリント12:2)にも関係します。
2, 神の慰めのご介入(20~23節)
①主がこの迫害と苦難の中から救い出してくださった(Ⅱコリント4:9)。
②リステラでの宣教の実…弟子たちが生み出され、その中に最愛の弟子テモテがいたこと(16:1,2)
③デルべにおける多くの宣教の結実(21)
④フォローアップによる教会形成(21~23)
3、神の慰めの報告会(26,27節)
この報告会は、パウロとバルナバの働きではなく、神が彼らを通し、異邦人世界に信仰の門を開いてくださったことが報告されました。栄光はただ主にあれ!
敬虔に生きようとするキリスト者に苦難と迫害を避けることはできませんが、主はともにいて下さり、慰め励まし、乗り越える力を約束しておられます。(ヨハネ16:33,2テモテ4:17)
2026年4月19日
「生ける神に立ち返れ」
聖書箇所:使徒の働き14章8-18節
パウロとバルバナが語ったリステラにおける説教に目を留めましょう。初代教会の異邦人世界へのメッセージの基本型がここにあります。
1、創造主である生ける真の神がおられる
「天と地と海、またそれらの中のすべての者を造られ生ける神」(15節)このお方(神)がおられるという世界感に立つ信仰が求められます。
2、創造主以外には神は存在しない
「世の偶像の神は実際には存在しない」(Ⅰコリント8:4)
3, 偶像から神に立ち返っていける真の神に仕えるように
これは全人類への神のメッセージです。(Ⅰテサロニケ1:9)
4,神に立ち返る道がイエス・キリストである
だれでもキリストによらなければ、父(神)のみもとにいくことはできない(ヨハネ14:6)「主に帰れ。そうすれば、主は憐れんでくださる。私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。」(イザヤ55:7)。
2026年4月12日
「恵みのことばの証し」
聖書箇所:使徒の働き14章1-7節
パウロたちは、イコン二オンのユダヤ人会堂においても力強い福音宣教の働きをしました。その結果、「ユダヤ人もギリシャ人も大勢の人々が信じ」ました。
1、主の恵みのことば
人々を生かすのは主の恵みのことばです。十字架のことば(Ⅰコリント1:18)、復活のことば、真理のことば(Ⅱテモテ2:15)、なのです。主はご自身の器パウロとバルナバによって、人々に恵みのことばを伝えたのです。
2、恵みのことばの証し
主ご自身が乗り出され、パウロとバルナバの手によって、「しるしと不思議を行わせ」、その恵みのことば(福音)の権威と確かさを立証されました。福音はすべて信じる者を救う神の力です(ローマ1:16)。聖霊は「罪について、義について、裁きについて、世に誤りを明らかになさいます。」(ヨハネ16:8)
3, 恵みのことばに対する応答
神の恵みのことばを、素直に信じ受け入れ救われる人と、反発と罵りと悪意を持つ人との二派に分かれる現象が起こります(4節)。昔も今も少しも変わりありません。十字架のことばは滅びる者には愚かなものと受け止められるのです。しかし、主は「義のために迫害されている者は幸いです」(マタイ5:10)と語り、主の恵みのことばを信じる者を祝福しておられます。
2026年4月5日
「開かれた墓の福音」
聖書箇所:ルカ24章1-12節
イースターの朝、み使いたちが女性の弟子たちに現れ告げた言葉に心を留めましょう。(5~6節)
1、弟子たちへの質問 「あなたがたはどうして生きている方を死人の中に捜すのですか」
弟子たちにとって、イエス様こそ、希望であり、幸福であり、喜びでした。しかし主の死によって失望と落胆の中にいる者に、み使いは死んだキリストではなく、生きておられるキリストを求めよと語られたのです。
2、明確な否定 「ここにはおられません」
主は確かに金曜日の夕刻には墓に葬られました。しかし、墓の中は空です。復活の事実を消極面から告げています。
3, 復活の事実の宣言 「よみがえられたのです」
①聖書の絶対的な真実性(Ⅰコリント15,3,4):聖書に書いてある通り、キリストの死と復活があったことはゆるぎなき歴史的事実です。
②キリストの死は私たちの罪のために死なれた贖罪死であり、この方以外に救いはない(使徒4:12)ことを示す確かな証拠がキリストの復活なのです。
③主がよみがえられように、信じる私たちも主の空中再臨の時によみがえる確かな希望が与えられています。
2026年3月
2026年3月29日
「キリストの死と葬り」
聖書箇所:ルカ23章44-56節
1、キリストの最期のことば
「父よ、わたしの霊をあなたの御手に委ねます。」(46節)これは、主が息を引き取る直前の言葉です。父なる神への祈りであり、全面的な信頼の証しです。人生において神に委ねられた使命を果たし終えた時の勝利の叫びです。
2、裂けた神殿の幕
主の死の直後、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けました。(マタイ27:51、マルコ15:38、ルカ23:45)その意味は「今や人の心は、キリストの犠牲(十字架)によって罪の意識から解き放たれて、幼児のように自由に大胆に、喜びにあふれて神の御許に出入りできる」ということです。(へブル10:19,20)
3, 葬られた主
イエス神は、ご自分のみこころを成し遂げた主イエスの魂が離れた後の肉体がどうなるかということに無関心ではありませんでした。アリマタヤのヨセフを通して、岩に掘った立派な墓に収められるように導かれました。遺体への尊厳を守られたのです。同時に十字架の死と復活を結ぶ大切な教え(福音)の要素となったのです。(Ⅰコリント15:3,4) 受難週にあたり、これらのことを思い巡らし、福音の恵みに生きるお互いとなりましょう。
2026年3月22日
「神の恵みにとどまるように」」
聖書箇所:使徒の働き13章42-52節
説教後、パウロは、会堂を出た後ついて来た多くの聴衆に、「神の恵みにとどまるように」と語ります。
1、救いに与ることは全面的に神の恵みであること
罪の赦しと義と認められること(永遠のいのち)は、ただ福音の三要素に基づきただイエス・キリストを信じる者に与えられる神の恵みなのです。(エペソ2:8,9)
2、救いを保つことも全面的に神の恵みであること
キリストの救いに与った後、律法の行いで義を全うするのではなく、信仰から信仰へと進み、神の恵みによって救いは保たれていくのです。(ローマ1:16,17)
3, キリストを日々信じ続けること
私たちは、ただ信仰によって救われ、信仰によってキリストとの関係が保たれています。キリストとの個人的な愛と信頼の関係を日々、確認しつつ、生きることが大切です。(ヨハネ15:5)日々祈りましょう。
主イエスよ、今日もあなたを愛します。
主イエスよ、今日もあなたを信じます。
主イエスよ、今日もあなたに従います。
2026年3月15日
「救いのための最低限の理解」
聖書箇所:使徒の働き13章26-41節
パウロがピシディアのアンティオキアのユダヤ教会堂で語ったのは、救い主イエス・キリストの福音です。
1、福音の提示(27~37節)
パウロは、「福音の三要素」といわれるキリストの十字架、埋葬、復活を語りました。この福音を信仰によって受け入れることによって人は救われます。(Ⅰコリント15:1~4)。
2、決心への招き(38~41節)
パウロは聴衆がこの福音をただ聞くだけで終わることを良しとせず、信じて罪の赦しをいただき、神との和解を得てほしいと警告と共に訴えました。(Ⅱコリント5:20)
救いは、神(イエス・キリスト)への信頼(信仰)によって与えられます。しかし、キリストをどのような方として信じたかが重要です。救いに至るためには、「福音の三要素」を理解し、神の御子イエスを自分自身の救い主として信じることが最低限必要なのです。(Ⅰコリント15:2)
2026年3月8日
「約束による救い主イエス」
聖書箇所:使徒の働き13章13-25節
本テキストは、パウロがピシディアのアンティオキアのユダヤ教会堂で説教した序論部分です。
1、聴衆への語りかけ(16節)
聴衆は、ユダヤ人たちと神を恐れる人達(異邦人求道者)です。パウロは「聞いてください」と呼びかけ喚起します。
2、イスラエルの救いの歴史の要約(17~22節)
旧約聖書の知識を持つ聴衆には、なじみの深い内容であり、神がなさった歴史的事実を再確認したことでしょう。3,神の約束による救い主イエス(23節)
メシア(キリスト)を待望する聴衆に対し、イスラエルの救いの歴史のクライマックスとして救い主イエスを、神は約束に従ってイスラエルに送ってくださったと、パウロは宣言しました。これから話す中心テーマは、このイエス・キリストについてであると、指し示したのです。
4,先駆者ヨハネの証言 (24,25節)
更に民衆の大多数が預言者と認めていたバプテスマのヨハネ(ルカ20:6)のイエスに対する証言を示し、このパウロの宣言を補強したのです。
説教の序論においてパウロは、聴衆に対しユダヤ人の救い主であり、全人類の救い主であるイエス・キリストを「ぜひ知ってください。信じて救われてください。」という願いをもって誠心誠意語ったのです。(Ⅱコリント5:19,20)
2026年3月1日
「主の教えに驚嘆し、信仰に」
聖書箇所:使徒の働き13章4-12節
1、霊の戦い
キプロス島の総督セルギウス・パウルスは、アンティオキアから来たバルバナとパウロを招き、神のことば(主の教え)を聞きたいと願いました。しかし、側近でバルイエスという名の魔術師で偽預言者である男に強力に妨害されました。彼は自らの既得権益を失うこと恐れ、総督を福音から遠ざけようとしたのです。ここにキリスト教の聖霊と悪霊との対決、異教徒との対決を見ることができます。
2、戦いの勝利
パウロは聖霊に満たされ、この魔術師エルマをにらみつけ、悪魔の子と怒鳴りつけ、神の刑罰を宣告しました。直ちにエルマは盲目となり、うろたえ、助けを求めます。この出来事により、魔術師による悪霊の力よりも、パウロが証しした聖霊の力が、はるかに優れていることを示したのです。
3,総督の回心
パウロを通して、神の力の奇跡を見た総督パウルスは、心が開かれ、神のことばを素直な良い心で聞き、主の教えに驚嘆し信仰に入ります。(ローマ1:16)ただ奇跡を見たからではなく、主の教えに驚嘆し回心したのです。